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2006年07月08日 (土)

テポドン2の発射を機に国防のあり方を見直すべき

 7/5に北朝鮮のミサイル(テポドン2、ノドンミサイル、スカッドミサイル)がついに発射された。このような時は、たいがい日本軍事情報センターのサイトで勉強させて頂く。そこで、気になったことは、アメリカのミサイル監視衛星の技術力も然ることながら、次のような、イージス艦のレーダーでテポドン2を探知できなかった事実である。

・?テポドン2の発射は、失敗か、自制か?(7月6日)
 日本軍事情報センター
(前略)
 今までの情報では、2段目ロケットへの点火や加速が確認できず、1段目の切り離しも行われていないという情報が主流です。2段目が1段目に連結されたまま墜落したのであれば明らかに失敗です。それらの確認は宇宙配備のミサイル監視衛星(米国)から瞬時に捕らえることが出来ます。日本海配備のイージス艦のレーダーでは、テポドン2・ミサイルの高度が低すぎて探知できなかったようです。

 北朝鮮のミサイル発射の脅威により、国民にも国防の意識が高まる。これ自体は、悪いことではないが、その方向性を懸念する。費用も高く、その効果も疑わしいミサイル防衛(MD)で貴重な予算が浪費されることを。
 このようなMDよりも、「攻撃こそが最大の防御」といった思想に基づいて、日本が独自の武器を開発し、保有すべきである。武器を保有したからといって、戦争に直結するわけではなく、むしろ、米ソ冷戦時代をみてわかるように破壊力が高い武器を保有することが戦争抑止につながるからだ。

・逆襲せよ、日本!
 この日本をどうする [著] 石原 慎太郎
政治家は役人の下僕か
(前略)
慎太郎 それは露骨だね。僕が参議院時代にはこんなことがあった。イスラエルの駐在武官と仲良くなったら彼がこう言う。「日本はどうしてテルアビブに駐在武官を置かないんだ。中東は米ソの代理戦争をやっているから、どの国の兵器が優秀かよくわかる。米ソの兵器に比べると、日本の兵器は話にならない」と。そこで最新データを取り寄せて調べたら、通常兵器の性能があまりにも酷かった。迫撃砲なんて重量が倍で射程距離が半分しかない。三菱重工や豊和工業が気にして、「改良いたしますからここは一つ・・・。その代わり先生の後援会に入ります」と言ってきたけど断った。

 すると防衛庁長官がやってきて「あれはわかっていることだから、わざわざ問題にしないでくれ」と言う。「あなたがそう言うんだったら、ますます止めるわけにはいきませんな」と言ってやった。与党の議員が自国の装備が劣悪だなんて批判したら、アメリカなら大スキャンダルになって政府はたじたじだよ。ところが日本の記者は馬鹿だから、誰もメモを取らない。

 55年体制というのは高度成長と相まって、官庁を通じでそういう企業との絡み合いがあったけど、もうそれは終わった。その終わったことがわからない人がまだずいぶんいることが問題だね。

伸晃 本当に終わったんだろうか。防衛装備産業は不況知らずの業界だから。僕は通産次官やった関係で、防衛関係の会に呼ばれるんです。そこの新年会に行くと凄い。この不景気なのに、ホテルの一番大きな部屋が満員で、制服組もずらっと来ている。


日本の独自の道を拓け

慎太郎 どうせ官民グルなら、防衛族議員はこう言うべきだ。「アメリカが内需喚起というならやりましょう、日米安保も色々問題あるし。北朝鮮のミサイルも察知できない、察知しても通達して来ない、防衛力がない。それじゃあ日本は独自の防衛体制を作ります。安保はそのうち解消する、その前提で我々は完全に強力な防衛国家になります」とね。一番嫌がるのはシナとアメリカだから、それをやったらいい。

伸晃 でもTMD(戦域ミサイル防衛)はやめた方がいい。あれはミサイルが十発飛んで来ても全部は打ち落とせない。一発でも東京に落ちたら日本は終わりです。それなのに初期投資が一兆三千億円もかかる。

慎太郎 衛星はどうだ。火星まで無人探査衛星を飛ばせる国は、世界に日本とアメリカしかないんだから。

伸晃 衛星を六個打ち上げればいいんですよ。六個で三千億円で済む。これで北朝鮮を監視して、相手が打ってこようとしたら、空中給油機を連れた戦闘機がトマホーク・ミサイルで先制攻撃できるようにしておく。これで初めて本当の抑止力になる。そうすれば、核武装する必要などありません。

慎太郎 そうなんだ。アメリカは日本が自主防衛を持つことが一番嫌いなんだ。例えば、日本が衛星を打ち上げに成功したときに、外人記者クラブでヨーロッパの記者たちは「おめでとう、おめでとう」と言う。その前に二回失敗したときは「あれはCIAの策略ですよ。スタッフの中に向こうの金で動いている奴がいるんじゃないですか」と本気で心配している。それが成功すると「おめでとう、これで日本も核兵器を持てますね」だって(笑)。そういう発想というのはヨーロッパでは当たり前なんだ。そこまで行かなくても、日本の防衛族議員は独自の防衛構想なんて着想できやしない。防衛庁の掌の中で走り回ってるだけの孫悟空だね。
(後略)

Francis_drake.jpg 戦闘機がトマホーク・ミサイルで先制攻撃するといったように、防衛のため、こちらが敵国の基地を攻撃するという思想がいい。なぜならば、日本と同じ海洋国家であるイギリスの防衛思想と同じであるからだ。
 ちなみに、イギリスの防衛思想は、スペインの無敵艦隊を壊滅させたドレイク提督の考え方に基づくものである。

・変革の時代
 戦争学 [著] 松村 劭
英国海峡の海戦
(省略)
 キャプテン・ドレイクは、大陸に隣接する英国のような島国の防衛方針について、名言を残している。
「イングランドの防衛線は国境や英国海峡にはない。大陸側の港の背中にある。」
 これが今日まで続く英国の防衛思想の骨幹である。この考え方は今日の日本の防衛線にもあてはまる。かつて日本は防衛線を朝鮮半島のつけ根を流れる鴨緑江に求めたが、これは大陸国家の防衛思想であった。

 北朝鮮のミサイル発射を機に、国防の方向性は、次のような、「断じて国内を戦場にしてはならない」、つまり、国民を一人も国内で失ってはならないのだという基本ドクトリンに従うべきだと改めて考えさせられた。

夏の終わりと現在の憲法議論について・・・条文解釈の前提としての私の防衛ドクトリン
 「眞悟の時事通信」(H16.9.5)
2、ところで、我が国の戦後歴代政府の憲法解釈に基づく防衛思想は何であるか。
 それは、「専守防衛」というものである。
 つまり、相手の攻撃があってから防衛に立ち上がるというもの。しかも、その相手側の攻撃が、我が国内に行われたときに我が国内で防衛行動に入るのである。
我が国の防衛ラインを、国境線の内側とするのが「専守防衛」なのだ。
 よって、我が国政府のもつ「専守防衛思想」とは、国内に攻撃があり被害が発生した場合に(つまり、国民の一定数が殺されてから)、国内を戦場にして防御するというもので、全国土で「本土決戦」、つまり「沖縄戦」を展開するというものである。
 
 一億二千万人の住む狭い国土を戦場にすれば、一般住民の被害は如何に悲惨な拡大をみせるか、想像力が乏しくとも分かるはずだ。各所で、チェチェンゲリラによる学校占拠のような惨害が繰り返される。そのとき国民はどうすればいいのか。
 時々、テレビタックルに「竹やりを持って守る」と真顔で語る「けったいな」評論家がでるが、これは、馬鹿だが正直なのだ。ミサイルを持つ相手に竹やり・・・そのような悲惨極まる「狂乱」しか残されていないからだ。
 しかしそのような事態になって、そもそも国民は、自衛隊は国民を守っていると思うだろうか。ロシアのテロリストによる学校占拠事件で泣き叫ぶ母親は、ロシアの軍隊が我が子を守ったと思っているだろうか。答えは明らかだ。
 では、これは「防衛思想」ではなく、防衛放棄の思想ではないか。
 防衛行動ではなく、自暴自棄の「本土決戦」ではないか。自衛隊を持たずに竹やりをもとうという評論家と、五十歩百歩どころか、同じなのが我が政府である。
 現在の日本国政府は、防衛思想を持っていない。放棄している。

 防衛ラインを国境線の内側に想定する政府の「専守防衛」とは、このような「防衛」なのだ。国民を何と思っているのか。政府に国民の命を守る気はあるのか。
 そして、この防衛思想が主流でまかり通っているのが我が国政治の次元だ。
 このような防衛思想の欠如というべき怠慢を放置して、「国連警察軍」が議論されている異様さに気がついてもいい尊と思うのだが。

 また、このような「防衛状態」を前提にして「有事法制」を整備すると喜んでいる者がいるが、この「専守防衛状態」とは、「法制」など消し飛んでいて無秩序・狂乱状態なのだ。無秩序の中で「有事法制」など、機能するものか。オトトイ来いだ。

3、私は、国民の一人としても衆議院議員としても、この従来の防衛思想を容認できない。
 よって、次のような防衛思想を具現化しうる憲法解釈に転換すべきである。

「我が国の防衛ラインは、国境線ではない。海の向こうの敵基地とその周辺海域が我が国の防衛ラインである」

 従って、この防衛ラインにおける祖国防衛を可能とするために、自衛隊・国防軍を「専守防衛」体制から真の国防軍に転換再編しなければならない。
 
 その根本は、
「断じて国内を戦場にしてはならない」
 という基本ドクトリンである。
 つまり、国民を一人も国内で失ってはならないのだ。



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【関連記事】
・(H17.7.25)中国の軍事脅威と国内問題(その2)
・(H18.6.17)侵略できると思う者が敵であると同時に、それを防衛できると思わない者も敵
・(H18.6.21)恒例、悪夢の季節が北の将軍様に到来したご様子

【参考書籍】
この日本をどうする―再生のための10の対話
文藝春秋 [著] 石原 慎太郎
ASIN:4167128071 /文庫/257頁
発売日:2003-05
ランキング&評価:---位 4.0
価格:¥ 490 [2006-07-08 Amache]
4 - 一度、読んでもいいでしょう。
4 - 石原否定派の人にも読んで欲しい。

戦争学
文藝春秋 [著] 松村 劭
ASIN:4166600192 /新書/222頁
発売日:1998-12
ランキング&評価:---位 3.5
価格:¥ 725 [2006-07-08 Amache]
1 - この著者は戦略と戦術の区別が曖昧
3 - 非常に参考になりました
5 - 「治」に居て「乱」を忘れず。
4 - 得意技の大切さ
5 - 戦争戦略と科学する

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