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2006年11月03日 (金)

人をつくること

 最近、忙しくてBlogを更新できないでいた。Amazonさんから商品を購入して頂いた方や、いつも当サイトに訪れて頂いている方に対して、申し訳ないと思う気持ちがあった。こう思うのは、特に前者の方々のおかげで、普段なら購入しなかったであろう書籍を躊躇することなく手にすることができるようになった感謝の気持ちがあったからであろうか。普段なら購入しない書籍には、偉人が書いた一見お堅そうなものや、肌に合わなさそうな人物が書いたものがあった。

 前者の偉人とは、経営の神様と呼ばれる松下幸之助さんのことである。経営の神様だけあって、発言にも深みがあった。好きになれた。後者の肌に合わなさそうな人物とは、竹中元大臣のことである。

 竹中元大臣が、首相官邸が掲げる「郵政民営化の基本方針」の作成に絡んでいたのは間違いないだろう。「郵政民営化の基本方針」には、「見えない国民の負担の最小化」といった怪しげな主張が書かれている。「国民の税負担」といった実在するものを最小化したいという提案ならば理解できる。しかし、「見えない国民の負担」は、実在しない。実在しないものをいくら努力しても最小化できるわけがない。まるで、一休さんの、「屏風に描かれた虎が夜中動き回るのでどうにかして欲しい」と将軍様が一休さんに問う話題と同じである。このような怪しい主張をする竹中元大臣の書籍を買うことができた。お蔭様で、私と考え方が合わない事を再認識できた。

 そこで、本日は、この2冊の書籍を少しご紹介させて頂く。皆様への恩返しは、ペンを動かす形でしかできないので。

・人をつくること
 実践経営哲学 [著] 松下幸之助
 "事業は人なり"といわれるが、これはまったくその通りである。どんな経営者でも適切な人を得てはじめて発展していくものである。いかに、立派な歴史、伝統をもつ企業でも、その伝統を正しく受け継いで行く人を得なければ、だんだんに衰退していってしまう。経営の組織とか手法とかももちろん大切であるが、それを生かすのはやはり人である。どんなに完備した組織をつくり、新しい手法を導入してみても、それを生かす人を得なければ、成果もあがらず、従って企業の使命も果たしていくことができない。企業が社会に貢献しつつ、自らも隆々と発展していけるかどうかは、一にかかって人にあるともいえる。だから、事業経営においては、まず何よりも、人を求め、人を育てていかなくてはならないのである。
 
 私はまだ会社が小さいころ、従業員の人に、「お得意先に行って、『君のところは何を作っているのか』と尋ねられたら、『松下電器は人をつくっています。電気製品もつくっていますが、その前にまず人をつくっているのです』と答えなさい」ということを良く言ったものである。いい製品をつくることが会社の使命ではあるけれども、そのためにはそれにふさわしい人をつくらなければならない。そういう人ができてくれば、おのずといいものもできるようになってくると考えていた。
 
(省略)
 
 人を育てるということについて、特に心しなくてはならないのは、単に仕事ができ、技術がすぐれていればいいというものではないということである。手腕や技能というものはもちろん極めて大切だし、そういう面において優れた人でなくてはならないのは当然であるが、それと同時に、人間としてというか、社会人としても立派な人であることが望ましい。

(省略)

 社会人としてのしつけとか教育は、本来、家庭なり学校にまつべきものではあろうが、しかし現実の問題としては、企業が果たす役割は極めて大きく、さらにその役割は益々増大していくと考えられる。従って、人を育てる場合には、職業人としても社会人としても立派な人間を育てることを強く心しなくてはならないと思うのである。
実践経営哲学
PHP研究所 [著] 松下 幸之助
ASIN:4569575625 /文庫/176頁
発売日:2001-05-01
ランキング&評価:---位 5.0
価格:¥ 500 [2006-11-03 Amache]
5 - 目から鱗が落ちる経営指南書です
5 - ものごとの本質をとらえる

・人間とは「労働力」なのか
 経済ってそういうことだったのか会議 [著] 佐藤 雅彦,[著] 竹中 平蔵
竹中 (前略)最近になってもう一つ新しい考え方がでてきました。例えば、団塊の世代の中堅の管理職がいてですね、この人が失業したとします。一度失業したらもう仕事はありませんよね。ない理由は簡単で、役に立たないからですよ。

佐藤 きつい言い方ですが、現実的には本当ですね。

竹中 今まで一つの会社で一生懸命やってきたんだけで、気がついてみたら今の情報通信革命に対応できないからEメールもうてない。ましてや英語も話せない。だから失業率は確実に増えています。でも考えてみたら英語が使える人だったら欲しいとか、通信ネットワークを自由に操れる人だったら欲しいと思ってる会社は結構あるんです。だから労働需要そのものがないわけじゃない。労働需要に合ったような労働供給になってないんです。こういうものを「労働の需要と供給のミスマッチ」と言います。

 では、このミスマッチをどう解消すればいいかというと、今までずっとサラリーマンをやってきたおじさんができるような仕事を作るのではなくて、このおじさんがちゃんと勉強し直せばいいんです。つまり人的資源を高めることですよね。教育投資を行う。これを進めるような政策を「積極的労働市場政策」と言います。
経済ってそういうことだったのか会議
日本経済新聞社 [著] 佐藤 雅彦, [著] 竹中 平蔵
ASIN:4532191424 /文庫/409頁
発売日:2002-09
ランキング&評価:---位 4.5
価格:¥ 630 [2006-11-03 Amache]
4 - イノセントな伝道
5 - 説明したいときにも便利
4 - 経済の基本を教えてくれる
4 - 懇切丁寧な経済学セミナー
5 - 経済を理解する”種”を自分に植えてくれます。


 この竹中元議員の考え方は、「会社には、役に立たなくなった人がたくさんいるから、クビを切って、その失業者に教育投資を行う(積極的労働市場政策)」というものらしい。この竹中政策は、松下幸之助さんの「企業が社員を教育する」哲学と相反する。私の会社にも「人つくりの哲学」に近い社風はある。会社から仕事を通して私も多くのことを学ばせて頂いたし、逆に、半分趣味のBLOG更新を止め、教育の提案書を休日にボランティアで作成したこともあった。

 この哲学に近いものは、多かれ少なかれどの企業にもあるに違いない。ただ、全ての教育がボランティアでまかなえないので非常にお金がかかる。従来、企業が教育に投資していたことを、なぜ、積極的労働市場政策と称して政府が介入しようとするのだろうか。民間ができることは、民間でと連呼しているのに、民間がやっていた教育を官が実施する意味がわからない。官が極力何もやらない小さな政府を目指していることと矛盾するのではないだろうか。このような、思いつきのように見受けられる政策で、国民の人生を左右させないで欲しい。

 坊主が憎けりゃ袈裟まで憎いという訳じゃないが、引用文中の「英語が使える人だったら欲しいとか、通信ネットワークを自由に操れる人だったら欲しいと思ってる会社は結構あるんです」という言葉も気に入らない。英語を母国語として使うアメリカで、インターネットバブルが崩壊し、56万人ものIT技術者が失業した。この歴史を考えると、英語とITの両方ができる人材を育てても社会に貢献できるとは言い切れないことがわかる。英語とITの両方できる人々のうち、僅かな人が、勝ち組になれるかもしれないが、多くの人がアメリカの失業者のように負け組みに属することになるだろう。英語圏ではない日本において、労働需要のパイは多くはないからだ。

 また、多くの労働需要があった時代、つまり、日本が好景気だった時代を振り返ると、英語とITがさほどもてはやされてはいなかった。要は、労働需要の創生は、英語とITではなく、別のことに起因するに違いない。それが何かを探求すべく、最近、書籍をあさっている。古き良き時代の日本を取っ掛かりとして、まず、手を伸ばしたのが松下幸之助さんの書籍であった。

 英語を使う機会が少ない日本において、英語に費やす時間があったら、他の教養を身につけたり、趣味などの余暇に時間を使った方が、より魅力的な人間に成長できる。このような人間味溢れる人達が、愛情よりも論理を優先する英語バカよりも、社会から求められるのではあるまいか。英語バカが考える論理は、日本の特有な環境を考慮することなく導き出されたものが多いのだから、人間味の無い薄っぺらいのである。

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【関連記事】
・(H17.5.27)本来の目的がぼやけた郵政民営化は止めるべき
・(H18.5.20)小学校から英語を教えることは、日本を滅ぼす最も確実な方法です。
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